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買取ビジネスへの長期的な不安は相場動向

金・プラチナを買取りしていく上で一番の関心はこれから相場はどうなる?という疑問でしょう。そう、買取ビジネスは相場が高騰している時こそ大きなビジネスチャンスがあるからにほかならない。2008年は中国でのオリンピックイヤーということもあり、金相場の動向も非常に重要な年になるに違いない。そもそも貴金属相場の動きの基本は需要がどれだけあるかに影響されます。昨今、中国、インドなのどの成長著しい発展途上国が電子部品や自動車関連の重要増加で貴金属の需要が進み相場を押し上げています。しかし、最近では年金基金やファンドといった新しい買い手が現れたことでこれまでの需給構造に変化が起きています。利食い狙いで売り戻されても、新たな市場参加者が吸収するため需給が引き締まる現象が生じ始めているのです。現在の金相場は900ドル近辺(日本円で1オンス3009円程度)を交差している状況ですが、ファンドの押し上げに吊られた相場ということを忘れてはなりません。金の動きは世界需要・為替・商品先物(原油等)の動きに敏感に反応します。この動きをすべて把握できる人はおそらくいないでしょう。それゆえにこの商売の難しさが出てくるのです。

世界の貴金属市場は大きく分けて4つあります。ロンドン(現物) チューリッヒ(現物) 香港(現物) ニューヨーク(先物)

皆さんがご覧になる相場情報ですがどんなふうに相場が決定するかというと、金相場は、海外相場を基に当日の対ドル為替レートで円価格に換算され、 さらに1トロイオンスから1グラム当りの価格に換算されます。 つまり海外金市場の現地価格(1トロイオンス)+CIFコスト〕× 銀行売り為替レート÷31.1035=金相場 となるわけです。 

一般的にはドル建ての金価格はドル相場と逆相関の値動きをします。1971年のニクソンショックまでドルの裏づけに金が使われていた金本位制のなごりという見方もできますが、機軸通貨であるドルの状況が思わしくない時には金価格は上昇しやすいといえます。その一方で、国際価格の上昇以上に円高が進み円の価値が上がると、金の国内価格は下落します。よって為替の影響も大きく受けやすいということになります。

新業種、買取店成功へのカギ

買取専門店という、新しい業態をどう成功させるか?この問題も非常重要である。はたして5年後は大丈夫なのであろうか?という疑問は経営者の方々は常に考えながら運営していることでしょう。この業態は多店舗化の進行がめまぐるしく早い印象を受ける。初期投資の面から見ても他業種から比べると非常に安価で出店でき、元本回収も異常に早いことが要因として挙げられる。このままのスピードでいくと1駅5店舗という自動車買取産業並みの店舗数になってしまう。こ長期的に考えると存続の厳しいビジネスと言わざるを得ないでしょう。しかしそのなかで生き残る術はなにかをひもといていきましょう。まず既存の買取ビジネスのイメージを根底から覆すことが重要です。貴金属買取ビジネスで言えるのはイメージが良くないということです。
“貴金属を売る→恥ずかしい→人に見られたくない
まずこのようなイメージを、サービス業的な開かれたイメージに転換することを主眼に置き、店舗を組み立てることが重要である。貴金属を売ることを、一般の方にとって身近なものにする。
まず、接客面の強化を行なう。お客様にいかに気軽に来店していただき、納得して売っていただくか、これは接客にほぼ全てがかかっています。具体的に行なったこと、それは、お客様との接点をなるべく多く作る仕組みづくりが重要です。

・来店者全員へ、ウェルカムドリンクのサービス
・入りやすく落ち着く清潔な店内
・油とり紙など、手配りのできる販促物の作成
・お客様とお話をしながら、査定を進めること

これらを通して接客することで、お客様に買取値以外の部分で満足していただき、多くの貴金属を買取ることに成功するはずです。私はよく「差し入れをもらえるお店になりなさい」と言っていますが、そのくらいアットホームな接客を心がけていたのです。つまり買取金額よりも接客サービスで差がつく店舗展開をしていけばそこに成功のカギがあると見ているわけです。高額買取だけの商売は数字は上がりますが経営基盤は下がります。まずはスタッフ全員でサービス強化に努めてはいかがでしょう。

ダイヤモンドの行く末は・・

買取をしていく上できっても切れないものがダイヤモンド。この素材の価値を把握しなければ今後の買取ビジネスに影響を及ぼすことは間違いない。近年、ダイヤモンドは率直に言えば値下がり傾向である。その中でもI~SIレベルのアンダー・ミドルクラスは深刻な問題を抱えている。輸入大国であった日本も景気と共に輸入量が激減し、今や日本は供給過剰となりつつある。I~SIレベルのダイヤモンドは市場ではかなりのだぶつきをみせており、値段が下落する一方である。このクラスは婚約指輪としても不向きで大量生産向きであるため今の日本の消費では供給過多になってきたのが現状である。しかしながら長期的に見るとダイヤモンドは貴金属と並び、長い目で見れば価値が上昇すると見ている。何故なら,ダイアモンドの需要と供給のバランスは長期的には供給不足になることが明らかだからだ。
ひとたび中国とインドの市場とが立ち上がれば,現在の年間1億カラットの生産では明らかに品不足になる。
2世界のダイアモンド生産の展望については、別途述べる予定だが、まず、現在稼動中の鉱山の多くは鉱脈が枯渇して生産が減って行く。ダイアモンド鉱山の寿命は平均して20~30年程度である。
アフリカや、新たに探鉱や開発が進行中のカナダやアルハンゲリスクで等の鉱山の生産とが全て順調に行ったとしても,現在の年間1億カラットの生産水準が減る事はあっても超える事はないと予測されている。 品位の高いアフリカ各地の鉱山を持ち、高品位の原石の50%を押さえるデ・ビアスが今後も市場の価格支配権を維持し続けることも確かである。
 また、前述の様に対抗各者とも、それぞれの鉱山開発に1000億円近い資本を投下している。加えて、鉱山は開発後にも新たな鉱脈の探鉱や坑道の維持、選鉱設備の改善等々、膨大な運営費用がかかるのである。

 

どうなる今年の貴金属相場

金はサブプライム問題を背景とする米国・欧州金融機関の損失拡大や、それに絡んでの米景気減速懸念を背景とした安全資産の買いなどで、ついに$1,000の大台を否が応にも意識せざるを得ない展開となってきた。昨年までの長期的な資産運用を目的とする投資家主導の買いにとって代わり、1月下旬の南アフリカでの一連の動き以降価格上昇の背景には短期間で利益を狙った投機筋による積極的な買いが強まり、このままいけば到達の可能性は高いと思われるが、これまでの主な需要であった宝飾品の減少が著しいだけに、仮に$1,000到達したとしても達成後の維持は難しいものと思われる。また、IMF金売却が具体化する可能性が依然残っていることを考えると上昇一本調子とはいかないであろう。しかし、これまで米国や欧州の金融機関が発表した評価損計上はまだ氷山の一角とみられ、今後更なる損失が吹き出すことが予想される。これに付随し、米景気回復も見通しが立ちづらいことを考えるとこれまで同様、調整が入りながらも底堅い値動きになるものと予想する。

プラチナは 供給逼迫懸念があるとはいえ、あまりにも急激な上昇である。この上昇を支えているのは金と同様に短期間での利ざやを狙った投機筋と思われる買いであり、最近の価格変動率の大きさからもし彼らが売りに転じた場合には、市場規模が金と比べ小さいため大幅に下落することが予想される。しかし、需給の動きでみた場合、供給について電力供給は事実減少したが、鉱山会社の節電措置により現在は正常に戻ってきている。生産量減少は否めないが、いっときのヒステリックに似た供給懸念は収まるものと思われる。需要については宝飾品が激減の傾向にあっても、自動車関連を中心とする工業品においては価格が上がったからすぐに代替品で賄うといった簡単な話では無いことから依然需要は強く、需給バランスが整うのにはまだ時間を有するであろう。そのため、実需の動きが下値を支えるものと思われる。

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